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アンサンブルズ・アジア・オーケストラ報告会

アンサンブルズ・アジア・オーケストラ報告会
多文化社会における共創と音楽

EA宮古島コレクティブ(撮影:戸田佳憲).jpeg宮古島コレクティブ(撮影:戸田佳憲)

アンサンブルズ・アジア・オーケストラは技術を向上させることや、正確に演奏することが求められる通常のオーケストラとは異なり、一般市民とともに、楽器の有無、経験にかかわらず誰もが参加できるプログラムを実践してきました。音楽の経験がない、あるいはあってもその技術によらない演奏をするということは、音楽とはなにか、という根本に立ち返ることでもあり、音楽の在り方を探るさまざまな活動を展開しています。
今回の報告会では、沖縄県・宮古島とベトナム・ハノイで一般市民を対象として実施したオーケストラについて、演奏を取り巻く環境、演奏が実現するプロセス、演奏される文脈等も含めて映像を交えながら紹介します。そして年齢や性別、経験などすべての個人的差異が取り去られて、一時的に誰もが一個の人間として存在することを可能にする音楽の可能性について、議論を進めます。加えて昨年12月に行ったミャンマー調査のなかから、マンダレー地方の大衆芸能、銅鑼工場などの音と映像を紹介し、芸能、機械音など、「音楽」の概念の外にある、けれども一般市民の日常生活のなかで確かに存在する人と音との「アンサンブル」について、わたしたちの目と耳を通して感じたことをお話ししたいと思います。
世界を成立させているのは硬直した社会関係や時代構造でもなく、もっと深い人間的な関係性であり、あらゆる社会に潜在する創造的コミュニタスであると指摘したのはV・ターナーでした。アンサンブルズ・アジア・オーケストラは、多様な背景をもつひとびとが互いを尊重しながら、ひとつのものを創りあげていく新しい方法を模索する試みであり、グローバル化の中での新しい国際的文化交流のあり方を提案する意欲的なプロジェクトです。この報告会を通してアンサンブルズ・アジア・オーケストラの実践から見えてきた、多様なひとびとと共に創る未来志向の音楽のヴィジョンを見つめます。


日時:2017年2月22日(水)開場18:30 開始 19:00 
会場:国際交流基金本部 ホール[さくら](東京都新宿区四谷4-4-1)
登壇者:
大友良英(音楽家、アンサンブルズ・アジア アーティスティックディレクター)
伊藤俊治(東京芸術大学教授、美術史)
田村克己(国立民族学博物館名誉教授、文化人類学)
森永泰弘(サウンドデザイナー)
中村美亜(九州大学准教授、音文化・アートマネジメント )
進行:有馬恵子(アンサンブルズ・アジア・オーケストラ ディレクター)
参加費:無料(予約者優先入場)
予約方法: * 参加日 * 参加人数 * お名前 * お電話番号を 明記の上、件名に「アンサンブルズ・アジア報告会」を記入し、info@ensembles.infoへお送りください。

EAハノイ・コレクティブ・オーケストラ(撮影:Dang Nhuyen Tuan).jpegハノイ・コレクティブ・オーケストラ(撮影:Dang Nhuyen Tuan)

■主催:国際交流基金アジアセンター
■共催:P3 art and environment
​■お問い合わせ
アンサンブルズ・アジア事務局
info@ensembles.info